トレードの学び方は、学校の勉強とは全く違う!これを理解しないと成長できない。

上達の秘訣

受験勉強が得意だった人は特に要注意です。

学校では、
1+1=2
と学ぶ。
1+1=
という問題に対して、「2」と答えれば、必ず〇をもらえる。
「3」と答えれば、必ず×をもらう。

でも、トレードだと、
1+1=
という問題に対して、「2」と答えれば、〇をもらえる事もあるけど、×をもらうこともある。
「3」と答えれば、×の時もあるが、〇をもらえる事もある。

悩める<br>おじさん
悩める
おじさん

いったいどういう事?
意味不明なんだけど??

正宗
正宗

頭が混乱しますよね。
「一体何が正解なんだ?」
「何を信じてトレードすればいいんだ?」と。
順番に説明しますね。

トレードは期待値にかけるだけのギャンブル

信じたくはないでしょうが、トレード・投資は、どこまでいってもギャンブルです。
不確実な未来にかける行為である以上、ギャンブルにしかなりえません。

「テクニカルは数学のように正解を導き出すための法則」
と考えてしまうと間違った方向へ向かいます。
「テクニカル通りにトレードしたのに負けた!」
と感情的になり、絶望へ至る道を歩み続ける事になってしまいます。

テクニカルは、相場の優位性(エッジ)を見つけるための技術にすぎません。

「こういうチャート形状になったら買われやすい・売られやすい」
「このラインは買われやすい・売られやすい」

そして、テクニカルによって、その信頼度は51%かもしれないし、60%かもしれない。
信頼度さえテクニカルによって異なり、絶対的な%など付けられるものでもなく、非常に曖昧なものです。

だから、テクニカル通りにトレードしても、その結果は〇だったり×だったりする。
数学のような理論とは全くの別世界です。

もし学校の勉強のように学んでしまうと、どうなるのか?

トレードして損切りになった。
→ どこが問題だったか考えよう。
→ これかな?次からはAの時はトレードしないようにしよう。
→ あ、トレードチャンス?でもAだ。スルーしよう。
→ 走ったじゃん!Aという条件は間違いだったようだ。ナシにしよう。

これが永遠に繰り返されます。
そして、「もう何を信じていいのか分からない」と絶望します。

私はこのパターンでした(笑)

学校の勉強のように、
「損切りになったら間違い。問題点を見つけて、その問題点を正す。そうすれば、次からは全て正解になる。」
と考えて努力しても、トレードは全くうまくいきません。

無意識にこの思考パターンにはまります。
だって、これまでの人生、それでうまく行ってたから。。

トレードには絶対的な正解(誰もが認める正解)は存在しない

『正しいトレードをしても損切りになることもあるし、間違ったトレードをしても利益になることもある。』
それがトレードです。
トレードは期待値を追い求めるものであり、絶対的な正解は存在しません

必要なのは「トータルプラスになる期待値をもったトレード戦略」

トレードで必要なのは、
「このトレードを繰り返していれば、勝ったり負けたりしながらも、最終的にはプラスになる」
という期待値を持った戦略です。

その戦略を基準にすれば、正解・不正解が存在します。
個々のトレードを振り返って、トレード戦略に合致したトレードなのか、逸脱したトレードなのか区別できます。

でも、それができるのは、大前提として「戦略」を持っている事が必要です。

トレード戦略は自分で作り上げるもの

テクニカルはトレード戦略の材料

トレード戦略は、テクニカルをベースに作ります。
誰もが知っている一般的なものを、数個だけ組み合わせて使うだけです。

私が使っているテクニカルは、
ダウ、水平線、トレンドライン、移動平均線、マルチタイムフレーム分析
だけです。
これでも多い方です。
テクニカルは広く浅くではなく、狭く深く使う事が鉄則です。
1つ1つのテクニカルは噛めば噛むほど味がでる、奥が深いものです。そして、そこが、他の人から一歩抜き出るポイントになる。
テクニカルが多すぎると、使い方を深めることができず、負けトレーダーのレベルから脱せません。テクニカル、とくにオシレーターを大量に組み合わせてもエッジは全く高まりません。それどころか、戦略が複雑になりすぎ、迷いを生み、弊害しか出ません。

教えてもらったトレード戦略は、完全コピー不可能

勝っているトレーダーから、トレード戦略そのものを教えてもらえる機会もあるでしょう。

トレード戦略を作るためのひな型として、とても参考になります。
手っ取り早く戦略を作れる可能性があります。

しかし、注意すべき大きな問題があります。

トレード戦略を教えてもらったとします。
でも、先生と全く同じトレードができるかというと、できません。

戦略には、EA(自動売買)でない限り、「裁量」という言葉に表現しにくい部分が存在します
そのため、完全にコピーすることは不可能です。

そして、先生から学んだのに勝てないのは、負けが多すぎるからです。先生がトレードしない所で、大量に負けているからです。そして、その負けはあなたにしか見えません。あなたがやっている事です。だから、あなた自身が対処するしかないのです。

だから自分でトレード戦略を作るしかないのです。
そこで出来上がった戦略が、トータルプラスの期待値を持ってさえいれば、先生と同じトレードができなくても良い。
そして、それが普通の事です。
完全コピーできない事に悩む必要はまったくありません。

先生はトレードして利益にしていたが、自分はトレードしなかった。
でも、それが自分のトレード戦略に合致していれば、トレードしないことが正解なのです。

先生に「このトレードは正解ですか?」と聞くことも無意味です。
正解は自分で決めることであって、先生が決める事ではありません。先生はエッジ(優位性)とリスクを伝えることはできる。でも、そのリスクを負ってトレードすべきか、スルーして回避すべきかは先生は断言できません。自分で決めることです。最終的に期待値がプラスになるような選択をすればいいだけです。
先生は先生自身のトレード戦略でトレードする。
自分は自分のトレード戦略でトレードする。
それだけの事です。

トレード戦略は、自分でしか作れず、自分だけのものなのです。

トレード戦略の作り方

ひな形となるトレードルールを定義する

先生から学んだものでも良いし、自らの経験で「これを繰り返していれば勝てる」と考えるものをルール(文章)として定義します。

エントリパターンは必ず1つに絞ってください。先生からたくさん教わっていたとしても、その中から1つに絞ってください。同じエントリパターンを見比べることでしか気づけない事があります。トレードで負ける理由は、相場環境にある事がかなり多い。そして、相場環境に裁量判断が多く含まれます。エントリパターンを1つに絞って、トレード結果の相場環境を見比べ、気づきを得、改善・裁量を磨く事が必須です。エントリパターンを複数持ってしまうと、それが非常に困難となります。
エントリパターンを増やしたいのなら、1つのエントリパターンの戦略が完成した後にしてください。パターンを増やすよりも、相場環境の分析スキルを磨くことが最優先です。

最初はシンプルなものが良いです。
この後の改善で、ルールはどんどん増えていくのですから。
最初からエッジがあるのかどうか自信のないようなルールを入れるのは避けましょう。だって、意味のない無価値なルールかもしれません。ルールを減らす事はあまりしないので、無価値のルールが最後まで残ってしまうかもしれません。
最初は「これだけは絶対に必要」と思えるルールだけを定義するのが良いです。

大量のトレード結果から、負けトレードを減らすようにルールを改善する

たった1つの損切りトレードの結果だけ見て改善しないでください。
期待値があるトレードでも損切りなるため、1つのトレード結果を見ても良し悪しは判断できません。
必ず、大量のトレード結果を見て、改善する必要があります。

具体的には、負けトレードを減らす方向で進めます。
大量のトレード結果から、似たような負けトレードを見つけて、それに対して対策を打つ感じです。
似たような負けは、普遍的に通用する理由があるといえます。単なる相場の気まぐれ(イレギュラー)で負けたものは対策せず放置です。そんなものは対策不能です。受け入れるべき損切り。
また、使うテクニカルを増やして対策するのではなく、今使っているテクニカルを深掘りして対策する事を意識してください。ダウ、水平線、移動平均線は、奥が深いですよ。しっかり使い切ってください。

また、先ほども書きましたが、負けの原因は相場環境にあることが多い。私の場合、トレード足に対する対策が30%くらいで、相場環境への対策が70%くらいの印象です。

改善策をトレードルールに定義しようとしても、言葉で表現しきれないものが出てきます。
例えば、「Wボトムは短期的なものはNG。時間を使って形成されたものでトレードする。」というルールです。私には分かるけど、あなたには分からないルールでしょう。。
そういうものは、いくつかの事例チャートを使って、
「こういう感じだったらOK。こういうのはNG。」
と表現せざるをえません。
こういうのが裁量です。
裁量を磨くといっても、まったく言葉にできない掴みどころの無いような感覚ではありません。ある程度言葉に表現できて、事例である程度絞り込まれ、形がはっきりしたものを定義するということです。

期待値がプラスになるまで改善を続ける

ルールを改善したら、また何十回もトレードを繰り返す。
そして、また改善する。またトレードを繰り返す。

これを続ける事で、勝てるルール(トレード戦略)が完成します。

トレード戦略を作っている最中に起きる問題

リアルトレードでトレードしながら、トレード戦略を作ろうとすると、起きやすい問題があります。

稼ごうとしてしまう

トレード戦略を作っている最中にも関わらず、「早くお金が欲しい」という欲から、ロットをはって稼ごうとしてしまいがち。
戦略が出来上がってないのだから、稼げる可能性は著しく低いにも関わらず。
最悪なのは、戦略を作っていることを忘れて、金勘定に没頭してしまうこと。

感情が揺さぶられ、ルール通りにトレードできなくなる

稼ごうとしてロットを張ってしまえば、お金の増減があり、感情が揺さぶられる。
そうすると、感情トレード(リベンジトレードなど)を誘発し、ルール通りのトレードができなくなる。
そして当然にお金を減らしてしまう。
ルールから逸脱したトレードは、トレード戦略の改善にまったく役立ちません。
最悪な状態として、戦略を作っていることを忘れてしまう。

改善に必要な大量のトレード結果を得るのに、時間がかかる

ルール通りにトレードしようとすると、リアルではとにかく待ち時間が多い。
いつになったらトレード結果が溜まるのでしょう?
いつトレード戦略は完成するのでしょう?

過去検証ツールを使って、時短すべき

リアルトレードなどせず、一心不乱に過去検証して、一刻も早くトレード戦略を完成させてしまうべき。過去検証ならリアルのお金の増減もなく、感情も起きにくい。
もちろん、なかなかトレード戦略が改善できずに苦しいという気持ちにはなりえます。
また、早くお金を稼ぎたいのに稼げないと苦しいと思います。
でも、過去検証で勝てないのにリアルで勝てるわけがない。お金が減らないだけ100倍マシです。

過去検証による戦略作りには、半年~1年くらいかかると思いますが、リアルでやるよりもはるかに早く結果が得られます。

トレード戦略が完成。それがあなたのトレードの正解。

トレードに絶対的な正解は存在しませんが、あなたはトレードの正解を決めることができました。

あとは、戦略に従って、リアルで淡々とトレードを繰り返すだけです。

トレード戦略に逸脱するようなトレードは間違い。
トレード戦略に沿ったトレードであれば、損切りになっても正解です。

まとめ

トレードの学び方は、学校の勉強とは全く違います。
学校の勉強のようにトレードを学ぼうとしても結果は出ません。
成功へ向かって、正しい努力を続けてください。

では、共に頑張りましょう!
ありがとうございました。

『練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ』
ダルビッシュ 有

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